バレンタインデーと脳科学
バレンタインデーは愛を伝えるだけでなく、脳みそをフル稼働させる、脳科学のカオス祭りです!
恋愛中の脳はカーニバル状態。
今回は脳科学的な視点でバレンタインの謎を脳科学で徹底深掘りして解説します。
恋愛中の脳:恋はまさに“脳”暴走!
恋愛中の脳内は、ドーパミンが大放出!
愛中はドーパミンが大放出し、腹側被蓋野(VTA)などの報酬系がフル稼働します(Fisher et al., 2005)。
このVTAは脳の“快楽ボタン”で、恋人を見ただけで「もっと!」と報酬を求めます。
同時に、オキシトシンが分泌され、愛着や信頼を強めます(Young & Wang, 2004)。
理性を司る前頭前野が活動低下することで、「欠点もご愛嬌!」状態に。
恋は脳内パレード
【fMRI実験 (Bartels & Zeki, 2000)】
この研究では、恋愛中の被験者が恋人の写真を見たときの脳をfMRIでスキャン。
結果は報酬系(腹側被蓋野、被殻、尾状核)がパチパチと花火のように点灯しました。
これらの領域は、快楽やモチベーションを司る部位で、「もっと一緒にいたい!」という欲求を強烈に生み出します。
面白いのは、批判や判断を司る前頭前野と扁桃体は“お休みモード”に。
ええ、脳が前頭葉の判断力を抑えているからです(Bartels & Zeki, 2000)。
つまり、脳は“恋は宝くじ”どころか、“全財産をベットする大博打”状態です。
愛は盲目は科学的事実
【オキシトシン信頼実験 (Kosfeld et al., 2005)】
被験者はオキシトシンを吸入後、信頼ゲームで相手に大金を委ねました。
通常はリスクを警戒する扁桃体が、オキシトシンの作用で信頼モード全開に。
よって、被験者はオキシトシンを吸って「財布ごとどうぞ」と信頼しすぎ現象発動。
科学的に“愛は盲目”は立証済み!
愛の魔法、恐るべし!
チョコは合法的な恋の媚薬
【チョコレート効果実験 (Scholey & Owen, 2013)】
チョコに含まれるフェネチルアミン(PEA)はドーパミン分泌を促し、「恋してる?」と脳を勘違いさせます。
また、カカオのフラボノイドは脳の血流を増加させ、記憶力と集中力を向上(Desideri et al., 2012)。
恋とチョコ、最強タッグ!
バレンタインは脳科学的にも「恋と快楽のフルコース」状態
バレンタインは脳科学的に見ても、ホルモンと感情のダンスパーティー。
愛はホルモンと報酬系のコラボレーション!
愛もチョコも、脳を狂わせる魔法。
結論:今年は科学を言い訳に、堂々とチョコを食べよう!
References
- Bartels, A., & Zeki, S. (2000). The neural basis of romantic love. NeuroReport.
- Desideri, G., et al. (2012). Benefits of cocoa flavanol on cognitive function. Hypertension.
- Fisher, H. E., et al. (2005). Romantic love: an fMRI study. Journal of Comparative Neurology.
- Kosfeld, M., et al. (2005). Oxytocin increases trust in humans. Nature.
- Scholey, A., & Owen, L. (2013). Effects of chocolate on cognitive function. Nutrition Reviews.
- Young, L. J., & Wang, Z. (2004). The neurobiology of pair bonding. Nature Neuroscience.
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