〜“やる気ゼロ”の背後で起きてる脳内ストライキ〜
今日はなぜか、脳が静かすぎる。
👤私:さて、今日もやるか〜
🧠脳①「……」
🧠脳②「(寝てる)」
🧠脳③「(遠くでYouTube流してる)」
🧠脳④「(姿すら見えない)」
…誰か、返事してくれ。
議題:やる気、どこいった?
結論:コーヒーだけは淹れた。
🧬で、これってほんとに“脳”のせいなんです。
やる気が出ないとき、脳は実際に省エネモードに入ってることがわかっています。
心理学者バウマイスターらの研究(Baumeister & Tierney, 2011)では、前頭前野が「意志力」を司る一方で、繰り返し使うと疲労することが示されています。
つまり、やる気が出ないのは気合いの問題じゃなく、脳のリソース切れ。
🔍【登場人物紹介(沈黙中の脳内メンバー)】

💡学びポイント:「やる気は自然発生じゃない」
やる気は、「ひらめき」じゃなくてプロセス。
行動神経科学の研究者アントニオ・ダマシオ(Damasio, 1999)によれば、感情や身体の感覚が脳の意思決定に先行するという事実がある。
つまり、まず体を動かさないと、脳も「やるぞ」モードにならない。
やる気が出ない → だからできない
じゃなくて、
なんかやる → だからやる気が出る
が、脳科学的に正しい順番なんです。
🧘♀️対処法:「脳の始業ベル」を鳴らす3ステップ
-
光を浴びる
→ 太陽光で視床や脳幹が起動。体内時計リセット&覚醒ホルモン分泌。 -
5分だけ手を動かす
→ 報酬系(側坐核)が「達成感=気持ちいい」を再学習。
実際、報酬の存在が行動動機を変えることが示された研究も(Murayama & Elliot, 2011)。 -
声を出す・書く
→ 前頭前野が「今なにしてるか?」を自覚しはじめる。脳が再び指揮を取り出す。
つまり、**「整ってから始める」じゃなく、「始めてから整える」**のがコツ。
「やる気が出るのを待つな。脳を起こせ」
🧪参考文献:
-
Damasio, A. (1999). The Feeling of What Happens.
→ 意識と行動の起点としての身体反応と脳の関係について。 -
Baumeister, R.F. & Tierney, J. (2011). Willpower: Rediscovering the Greatest Human Strength.
→ 意志力と前頭前野の疲労についての社会心理的視点。 -
Murayama, K. & Elliot, A. J. (2011). Rewarding performance diminishes intrinsic motivation. Journal of Personality and Social Psychology.
→ 報酬系とやる気の科学的トリガーについて。
🪄「やる気ゼロでも、あなたは壊れてない」
静かな脳も、怠け者じゃない。
それはただ、「立ち上がる準備がまだ整ってない」だけ。
大丈夫。
スイッチは外側にある。
光、動き、音、ちょっとの行動。
それが脳を目覚めさせ、やがてやる気が後からついてくる。
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次回:「なぜ“やる気”は3分で消えるのか?」を掘り下げます🔍
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